電車で描く世界

エッセー
スポンサーリンク

3000文字チャレンジの記事です。

テーマは「電車」です。

約3000文字で書くワタシの想像上の世界です。

小説を書くのはこれが生まれて初めてです。

なので、小説家を目指す方から見たら、屁の河童巻きみたいな大変稚拙な文章となっております。

何も考えずにどんどん書いて行くので、奇跡が起こるか、事故が起きるかのどっちかです。たぶん大事故が起こると思います。

それでは早速…変な世界へレッツゴーしないでも別に構わない。

なぜならアナタの自由時間は自由に使っていいからだ。

時を戻そう。


これは、ワタシの恋の話だ。

むかしむかし、あるところにオジイとオバアが住んでおった。

むかしむかしというは、時代的にどのくらい昔かと言うと、桃太郎が生まれる、遥か3千年も前くらいの話じゃ…いや!そのくらいの時代の設定にしちゃうと電車出てこなくなるじゃねーか!

たしかにそうじゃな…
それじゃ今から100年くらい前の話じゃったよ…
(うっかり、うっかり!ほっほっほ…)

まぁその!なんだ!それでね!そのオジイが若い頃やんちゃしてたって話で、まぁその…オバアとどうやってワンナイトカーニバルして馴れ初めちゃったのかって話なんです。

ガタンガタン…ガタンガタン…
ガタンガタン…ガタンガタン…
ガタンガタン…ガタンガタン…
ガタンガタン…ガタンガタン…(電車の音)

ききぃぃ……(電車のブレーキ音)

ばしゃあああああ~(電車の扉が開く音)

オジイは落書きだらけの薄汚い電車に乗り込んだ。

電車の中に乗り込むと、ヤケ焦げたタイヤの臭いと、爆竹でもしたかのようなキナくさい臭いが鼻を衝く。

蒸し暑い。とにかく蒸し暑い。

外国のスラム街に数年前から暮らし始めたオジイ(仮名ハガー)。

いつも通勤には、このオンボロ電車を利用している。

今日はいつも通り。モヒカンのやつや髭の濃いヤツ。ちょっと太めの突然走ってツッコんでくるやつ。タンクトップのデカいヤツ。ダイナマイトを手に持って迫ってくるやつ。そんなやつらと電車に乗っています。

しゃがみこんでるやつには、立ち上がった瞬間に強烈なグルグルラリアットをお見舞いしてやるゾ!平素からそう思ってハガーは胸筋をいつも以上に引き締めて電車に乗っておる次第でありました。

不意に立ち上がったモヒカンにいつも通りグルグルラリアットをかましたところ、後ろからバク転してきたニューハーフのハイヒールの踵が後頭部にメリ込み、ヨロヨロともんどりうってるところにナイフ男のナイフがお尻に軽く突き刺さった。悲鳴をあげると紫色のヒョウ柄のタンクトップ男に突進されて気絶してしまったという惨事。

そんな絶対絶命のピンチ、いわゆる卯の花の香りが貴家の垣根を思い出させます頃には、酒樽の中に入った骨付きお肉を食べると「僕!ハぁーガパンマン!!」と言って、急にげんきんなヤツになる。そんなハガーオジイでした。

 さて一方、その頃のオバアと言ったら…もう~これもヤンチャざかり。

え?どのくらいヤンチャだったかって?

うーん。一言じゃ説明できないなぁ。

例えば、お料理なんかやらせますとですね…
「マグマお料理だ!」とか言って、ソースや醤油やマヨネーズの類なんかは、お皿の外に中身が無くなるまでブチューっと出しちゃうんですよね。やんちゃ。コレやんちゃの類ですね。

あとは、まぁアレですね。
休みの日には、家事手伝いなんかすっぽらかして、もうバンドの練習系に勤しむ系でしたね。担当する楽器は長胴太鼓と三味線と謡です。

はっきり言って誰も取り扱いできない系のじゃじゃ馬です。
じゃじゃ馬を通り越して暴れ牛です。

これはもうヤンチャの定義域を遥かに超えたヤンチャっぷり。
もうヤムチャって言っても過言じゃないくらいの山賊っぷりですね。

 なんだかんだ言ってね、2人は出会ってしまったんです。

あれは…たしか電車の中でしたね。

オバアが17才か19才くらいの花盛りの頃。

オジイが20才か60才か間違えられる老け顔の若者だった頃。

オジイが電車の通路に落ちていたハンケチを拾うた時に、ちょうどオバアが通りかかって「何?キモイ。ウケる。」的な事を言ったので、2人は付き合う事になりました。

まず電車から降りた2人は、寒い夜の街をウロウロしながら、温まれる場所を探しました。オジイは寒さのあまり震えていました。

ちょうど、オジイの右の眉毛の上の大きなホクロの上にポツリと雪が落ちて、スッと溶けて消えました。その溶ける音がオバアにも聞き取れるくらい、なんとも静かな夜の町でした。

「こんにちはー。」

しかし、返事がない。

そのラーメン屋には人っ子一人居なかった。

しかしなぜか、ラーメンとチャーハンとギョーザと杏仁豆腐が2人前、テーブルにちゃんと準備されておる。

もちろん、店の人は出かけているのか、誰もいない。

「当ラーメン店は、有名なラーメン屋のドロドロスープ系の魚介ラーメンとチャーシューがゴロゴロ入った特製チャーハンとチーズがたっぷり入ったチーズインギョーザなどがおすすめのフランチャイズなラーメン屋になっております。ぜひ一度お越しくださいませ。」と店主の汚い文字で殴り書かれたポスターが、ただ空しく剥がれ落ちそうになっていました。

十数分の沈黙の後…

仕方がないので、千円札を数枚、厨房の銀色テーブルの上に置く。

「まぁ、これくらいお金を置いておけば、食べてもいいよね」

オジイはそう言うと、無造作に置かれてあったレンゲを丁寧にシャツの袖でふき取り、さっそく濃厚味噌味噌チャーシュー麺のスープを啜りだしたのです。

それを見たオバアは「ワタシ、チョット二日酔いアルネー。チョットニンニクくさくてリバースしそうアルネー」とあたかも橋本か〇なみたいな顔してカタコトの外国人みたいな感じでブツブツ独り言を言いました。

しかし、なぜかオジイは無言。無言で黙々とフードファイター赤坂か?と思うくらいの勢いでにラーメンをひたすら啜っている。

「おまえさんのラーメンも食っていい?」とオジイ。

「別に。」

なぜか、ブチぎれた大女優みたいな態度で接するオバア。

食が止まらないオジイ。

「ちょっとー。もう、そろそろいい加減に食べるのやめなさいよー。」

オバアが心配してそう言うと、もうオジイはオジイでなくなっていた。

オジイは見事に服を着たまま野生の豚になっていました。

「ぎょぎょぎょー!この金髪豚野郎ー!」

そう驚いたオバアは一目散に店から逃げ出しました。

オジイがどうして豚になったのか…
「これは、夢よ。覚めろ覚めろ。」とどこかで聞いた事のあるようなセリフをブツブツ言いながらゆっくり歩いていましたが、やがて歩き疲れて、小屋らしき建物のヨコに座り込んでしまいました。

うつらうつら、オバアがまるで半醒半睡の夢遊病患者みたいな状態になってフラフラしていると、どこからともなく2頭身のでっかい婆がやってきました。

その婆はこう言いました。

「お主の恋人はこの豚小屋の中におる。この101匹の豚ちゃんの中から、見事お主の恋人(金髪豚野郎)を当てることができれば、恋人を元の姿にもどしてやろう…。」

オバアがしぶしぶ豚小屋の中を覗くと、たしかに豚だらけだ。豚が壊れたブーブークッションみたいな声をして、ただひたすらブーブー啼いておられる。中にはペットにしたら、ちょうどいいんじゃないかと思うようなお豚様もおられる。

「わからん…。ちょっとさっき出会ったばかりのオッサンみたいなヤツを当てろって言われても…」

オバアがムカついて、足元にあった小石を蹴り飛ばすと、ちょうどその小石が豚の顔にぶつかった。

「ぶひーん!」

小石が当たった豚は苦悶の表情でオバアを睨みつけた。

その豚のおでこには…なんと!ホクロがあるではないか!

「おおおおお…おい!おい!婆!婆!わかったぞ!この難問見事マルっとお見通しだ!」

「どれどれ…うーん。そうかい。じゃ、こいつを元に戻してあげるよー。」

婆が念力をハーッと出すと、豚はみるみるとイケメンになっていった。

「ほっほっほ…末永くお幸せにの…」

そういうと婆は煙の如く消えてしもうた。

オバアがじっとオジイの顔を見た。

あれ?こんなにオジイイケメンだったか?

婆が特別サービスでイケメンにしてくれたのか…?

あれ?オジイのおでこのホクロ左だったけ?

そんなこんなで、オバアと知らないおでこタンコブ左側ホクロオヤジ(ホントは野生の豚)が末永く仲良く暮らすこととなって、めでたしめでたし、という話なんですよね。

カンタンにまとめるとそんな恋バナです。

その後、電車が通るたびにワタシは思い出すんです。

「ブヒーーーン!」

(おでこの右側にホクロのある豚の鳴き声)

奇妙な世界の扉を開けてしまうのは、次はアナタかもしれませんよ。

という電車の夢を最近見ました。

たぶん、ちょっと疲れてるんだと思います。

(完)

3000文字チャレンジ記事
3000文字テーマ「電車」

3000文字記事担当:ポイ

ワタシは何をやっているんだろう…orz


このエッセーはフィクションです
実在の人物や団体などとは関係ありません。

タイトルとURLをコピーしました