ゴールデン・漫画喫茶

エッセー
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リラックスしたいな!って思ってる人は一生リラックスできないよ。

リラックスしようしようと思ってたら逆に緊張しちゃう。なにも考えないで、今日は1日だらけてようとか、社会に対して無責任に生きようとか、ヘタクソな文章をただダラダラ書いてみようかなとか思ったら、自然とリラックスしてくるわけなのよ。

リラックスして読んでいただきたい。

ワタシもテキトーに書きますから。


これは、ワタシのマンガ喫茶のイメージの話です。

皆さんは、「マンガ喫茶」って知ってますか?

ワタシはマンガ喫茶に行ったことがないので、マンガ喫茶知らないんです。

そうです、休日は引きこもりおじさんです。陽キャが行くような「マンガ喫茶」なんていうハイカラなところにはそうそう行けっこありません。

 それでね、今回は「マンガ喫茶」について、ワタシなりに「マンガ喫茶ってこうなんじゃないかなぁ~?」という事を妄想しながら、「マンガ喫茶」について独りごちてみようかなぁと思うワケでして…

ワタシと同じような境遇の人にですね、ワタシの想像上のマンガ喫茶をお楽しみいただけたら幸いかな、と思って筆を執った次第であります。

これも「マンガ」のテーマでいいんだよね?

まぁ、別に反則だったら、洗濯板の上に座って、石レンガを太ももの上に3個くらい乗せて謝りません。

 マンガ喫茶って言うのは、お茶を飲んだり、コーヒーを飲んだり、はたまた、虚空を見つめたりしながら、ため息をついてマンガを読むところですよね?

料金はピンキリです。
たぶんピンキリですよね?

一見さん(いちげんさん=初めてマンガ喫茶に来た人)なんかはチョイ安コースを強制的に勧められると思うんです。

まずは、深呼吸してからマンガ喫茶に向かいましょう。

仮に店名を「ゴールデン・漫画喫茶」とでも名付けておいたほうが、富士山の湧き水のようにイメージが湧いてくるのかなぁと思うので、そう名付けておきますね。

漫画喫茶の建物の外観は「エバラ焼肉のタレの宮殿」みたいな外観を想像しております。周りの景色なんかは「高ボッチ高原」みたいな感じな場所かなと思います。

まぁそのゴールデン漫画喫茶に行きますとですね、屈強なアルバイトリーダーの30代くらいの男性店員さんが黒いぴちぴちのタンクトップなんかを、さも苦しそうに着込んでお出迎えするシステムなのね。

挨拶マニュアルみたいなのがあって、完全に訓練されていると思います。ヘタしたら、テコンドーの全国大会に出て予選通過しちゃうくらいの訓練をされてるかもしれませんのでご注意ください。

そんな屈強な店員さんにイチゲン料金500円を支払います。
(漫画喫茶の料金って多分このくらいですよね?)

この時注意しないといけないのが、ちゃんと店員さんと視線を合わせてアイコンタクトしておかないと、次に訪れた時に、またイチゲン料金になってしまう。というところが最大の注意点です。マン喫ゴー(※)初心者がやりがちな初歩的なミスです。
(※ マンガ喫茶ゴールデンの略)

料金を無事に払い、アイコンタクトもうまく済ませたら、屈強な店員さんに導かれるまま、目隠しされて5分間くらい薄汚い廊下を行ったり来たりして連れ回されます。

これは、どの部屋にマンガがあるのか利用者が分かってしまうと、マンガを盗まれる恐れがあるとかいう、セキュリティー上のマニュアル項目第63条に書かれてあるマン喫ゴーの独自の安心セキュリティーシステムの類なのかなと考えられますが、いかがでしょうか?

そして、連れまわされた挙句、イチゲンさん用の部屋…つまり「試練の間」に案内されると思うんです。そこで初めてアイマスクを外されます。ぜんぶ初めてづくしのフルコースになると想像しております。

まぁ、部屋は6畳間くらいの狭き部屋になるとお気づきになられたかと思います。障子や襖は破け、畳なんかも擦り切れてボロボロの間です。鎖ガマや軽めのモーニングスターなどが無造作に転がっていたりします。あと、五月に飾る武者の甲冑みたいなのが飾ってあって、すごく邪魔なのよね。変な三角形の木の木馬みたいなのもシレっと置いてあります。初心者ってやっぱどこに行ってもこういう雑な扱いを受けるのよね。

掃除のおばちゃんなんかも頻繁に出入りします。

まぁいろいろ気になりますが、そこで30分間くらいお好きなマンガを読みます。狭いけど、ゴロゴロしててもええんやで。お菓子も食べてええんやで。カラオケなんかもあるんかな?なんならアカペラで歌っちゃおうかしら…?と掃除のおばちゃんに頻繁に話しかけられたりします。

このようにして、暫くゆったりとくつろいで過ごしておりますと、これまた屈強なアルバイト(元ボートレーサー女子)が粗茶を持って参りますので、会釈を数回した後、粗茶を7回転半まわし、茶器には口を付けずにそろりそろりと粗茶を飲み干します。

粗茶を元ボートレーサー女子のお盆に返した時に、こう告げられます。

「今回ご利用のコースは終了になります。」

さて、2度目の「マンガ喫茶ゴールデン」に赴く時がやってまいりました。

前回帰り際に、元ボートレーサー女子から「会員証」なるものをこっそり渡されたので、今回はもうイチゲンさんではありませんの証拠があるので安心してください。

利用料金800円をバイトリーダーにこっそり渡すと、にっこり微笑まれたのち、会員証の2回目の個所にニコニコマークのスタンプを押されます。

「10個スタンプ集めるとオリジナルグッズがもらえるよ!」

…こういうのって財布の中の富士の樹海みたいなクシャクシャな部分に押し込まれる事になるんですよね。忘れた頃に取り出すと有効期限切れてるタイプのやつです。

…おっと話が逸れました。

案の定、バイトリーダーから大音量ヘッドフォンとアイマスクをされ、マン喫ゴーの「経験者の間」へといざなわれる事となります。

無事に、漫画喫茶ゴールデン「経験者の間」へとたどり着きます。

そこは8畳間くらいのスペースとなっており、あたたかいお茶用のポットと、マンガ本200冊程度が用意されております。

気楽に粗茶はセルフで入れてくださいのシステムとなっております。誤って粗茶をマンガ本にこぼした場合は、バイトリーダーからおしりぺんぺんの刑に処されるのでご注意ください。

その他の事に関しては一切自由におくつろぎいただいて構いません。
マンガ本は美味しんぼシリーズなんかがオススメですよ~~

「あ~海原雄山かっこいい~」などど気を抜いていると、急に元ボートレーサー女子のバイトの子がセグウェイに乗ってやってきて、こう告げられます。

「今回ご利用のコースは終了になります。」

宮殿の入り口までは、ぜひ、セグウェイに乗ってお戻りくださいませ。

さて、3度目の「マンガ喫茶ゴールデン」に赴く時がやってまいりました。

もうここまで通うと、もはやマン喫ゴー常連さんですね。

常連さんともなると、エントランスホールでは「先輩!お疲れ様です!」などど皆の衆から挨拶をされ、小麦色のアロハ女子などからは花の首飾りなどをプレゼントされたりした後に、ご利用料金950円を支払う事となります。そうしますと、レジ裏から社長らしき人が出てきて、マンガ喫茶ゴールデン特別VIPルーム「黄金の間」へと案内される事となるでしょう。

もちろん移動はすべて最新型セグウェイになります。

部屋に関してましては、約60平米くらいのワンルームで、マンガ本は300冊程度ご用意しております。座椅子の背もたれも首までちゃんとフィットするタイプをご準備しており、係の者に申し付ければ、今だけ特別ワードプレスブログの横幅サイズもチャチャっと直してくださるサービスも実施中でございます。肩もみブルブル棒なんかも無造作に転がっていたりしますよ。

もうこの領域に達すると、元ボートレーサー女子のアルバイターなんかも、諏訪湖あたりで自由にボートの練習なんかしちゃってるかもしれません。夕暮れ時の諏訪湖ってキレイですよね。たぶん。見た事ないけど。

セグウェイに乗って、あれこれ社長から部屋の説明を聞かされつつ、「黄金の間」の前に辿り着くと、恒例の従業員一同のご挨拶をされます。

従業員一同「存分にマンガ喫茶をお楽しみくださいませー」

カルロス・ゴールデン社長「それでは、会員証を拝見させてもらいます」

…あれ?

…無いです。

あの…その…会員証を忘れ…

従業員一同「それでは、試練の間へお連れしまーす」

………

……

……

でも、きっといつか漫画喫茶に行ってみたいとは思うんですけどね。

なんか、外に出るのが、ものすごくめんどくさいんですよね。

マンガ喫茶を想像しただけで、もうお腹いっぱいです。

さようなら。

ワタシの頭の中の
「ゴールデン・マンガ喫茶」

(完)

#3000文字チャレンジ

#3000文字マンガ

このエッセーはフィクションです
実在の人物や団体などとは関係ありません。

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